遺品整理を業者に依頼するデメリットとは?リスクや注意点を徹底解説

デメリット

家族や親戚が亡くなった際には、遺品整理をしなければいけません。
遺品の量が少なければ自分で行うことも可能ですが、荷物の量が多い場合や遠方にお住まいの場合は遺品整理の専門業者に依頼することも多々あります。
遺品整理の一連の作業をすべて業者に任せられるのがメリットですが、ご依頼前に知っておいていただきたいデメリットもいくつかあります。
この記事では、遺品整理を業者に依頼するデメリットやリスク、それらを回避するための注意点をご紹介します。

目次

遺品整理を業者に依頼するデメリットやリスクとは?

遺品整理は、故人の遺品や家財道具を整理し、形見分けや処分を行う作業です。遺品整理を業者に依頼することには、以下のようなデメリットやリスクがあります。

遺品整理の費用がかかる

遺品整理を業者に依頼する場合、もちろん費用がかかります。費用は、家の大きさや遺品の量、作業内容や時間、処分方法などによって異なりますが、一般的には数万円から数十万円程度です。

遺品整理の費用は、遺産として相続人に分配される場合もありますが、相続人がいない場合や、相続放棄した場合は、依頼者が負担することになります。

悪質な業者に依頼してしまう可能性がある

遺品整理は、故人の大切な遺品や思い出を扱う作業です。しかし、遺品整理の業界には、悪質な業者も存在します。悪質な業者に依頼してしまうと、以下のようなトラブルに遭う可能性があります。

遺品整理の不当な追加料金を請求される

悪質な業者は、見積もりの段階では安い料金を提示し、作業後に不当な追加料金を請求することがあります。例えば、遺品の量が多いと言って、見積もりの倍以上の料金を要求したり、処分費用や消費税などを別途請求したりすることがあります。

また、キャンセル料や解約料などを高額に設定し、契約を解除しにくくしたり、解除した場合にも料金を請求したりすることもあります。

遺品の盗難被害に遭う

悪質な業者は、遺品の中に貴重品や現金などがある場合、盗んだり、横領したりすることがあります。特に、遺品整理の作業に立ち会わない場合や、作業後に遺品の確認をしない場合は、盗難に気づかないこともあります。

捨ててほしくない遺品を処分されてしまう

悪質な業者は、遺品の中に価値のあるものや思い出のあるものがあっても、依頼者の意向を無視して、処分したり、売却したりすることがあります。
例えば、故人の写真や手紙、日記などの個人的な遺品や、家族の形見や思い出の品などは、遺族が自分で整理することが多いでしょう。これらの遺品は、故人の人生や想いを伝える大切なものです。
遺品整理を業者に依頼する場合は、これらの遺品を事前に仕分けしておくことがおすすめです。仕分けの方法としては、以下のようなものがあります。

  • 写真やアルバムは、本棚や押し入れ、たんすの中や机の引き出し、本のページの間など、思わぬところから探す
  • 写真やアルバムは、必要なものと不要なものに分ける。必要なものは、保存方法や用途に応じて、データ化する、アルバムに整理する、家族や親戚に分けるなどする
  • 手紙や日記は、読むかどうか、保存するかどうか、誰に見せるかどうかを決める。読む場合は、故人の想いに触れることで癒しになることもあるが、辛いこともあるので、気持ちに余裕があるときにする
  • 手紙や日記は、保存する場合は、湿気や虫などから守るために、封筒やビニール袋などに入れて、冷暗所に保管する。不要な場合は、故人の想いを尊重して、燃やすなどして処分する
  • 形見や思い出の品は、自分や家族が使うかどうか、飾るかどうか、譲るかどうかを決める。使う場合は、清掃や修理などをして、日常生活に取り入れる。飾る場合は、写真立てや額縁などに入れて、部屋や玄関などに飾る。譲る場合は、故人との関係や想いを伝えて、家族や親戚、友人などに贈る

また、遺品整理を業者に依頼する場合でも、これらの遺品を自分で整理することで、故人との別れを受け入れることができるかもしれません。

業者の選定に時間と体力が必要

遺品整理を業者に依頼する場合、信頼できる業者を選ぶことが重要です。しかし、遺品整理の業者は数多く存在し、料金やサービス内容、対応エリアなども異なります。そのため、業者の比較や見積もりの取得、契約の交渉などに時間と体力が必要になります。

遺品整理業者に依頼するときの注意点とは

遺品整理を業者に依頼する場合、以下のような注意点があります。

信頼性や実績を確認する

遺品整理を業者に依頼する場合、信頼性や実績を確認することが重要です。信頼性や実績を確認する方法としては、以下のようなものがあります。

  • 過去の作業事例やお客様の声、料金やサービス内容などをチェックする
  • 業者に資格や認定、加盟団体などを問い合わせる
  • 業者に事前に見積もりや説明書などを送ってもらう
  • 業者に電話やメールで質問や相談をする
  • 業者に直接会って話を聞く

見積もりを取り、契約内容をしっかり確認する

遺品整理を業者に依頼する場合、見積もりを取り、契約内容をしっかり確認することが重要です。見積もりを取ることで、遺品整理の費用や作業内容、所要時間などを把握することができます。
また、契約内容をしっかり確認することで、追加料金やキャンセル料などのトラブルを防ぐことができます。見積もりや契約内容を確認する際には、以下のような点に注意しましょう。

  • 見積もりは作業前に必ず書面で取る
  • 見積もりは複数の業者から取り比較する
  • 遺品の量や種類、処分方法などを詳細に伝える
  • 見積もりに消費税や処分費用などが含まれているか確認する
  • 契約は作業前に必ず書面で交わす
  • 契約が見積もりと同じ内容であることを確認する
  • 契約書に作業内容や料金、支払い方法や期限、キャンセル料や追加料金などの条件を明記してもらう
  • 不明な点や納得できない点があれば、業者に質問や交渉をする

作業中や作業後にトラブルが起きた場合は、業者に対応を求める

遺品整理を業者に依頼する場合、作業中や作業後にトラブルが起きる可能性があります。例えば、以下のようなトラブルが考えられます。

  • 遺品の紛失や盗難、破損など
  • 作業内容や品質が見積もりや契約と異なる
  • 作業時間や日程が遅れる
  • 追加料金やキャンセル料などの請求がある
  • 作業後の清掃や処分が不十分 など

このようなトラブルが起きた場合は、業者に対応を求めることが重要です。対応を求める際には、以下のような点に注意しましょう。

  1. トラブルの内容や証拠を書面や写真などで記録する
  2. 業者にトラブルの内容や原因、責任、対処方法などを問い合わせる
  3. 業者とのやりとりは、電話やメールなどで記録する
  4. 業者との合意は、書面で交わす
  5. 業者が対応しない場合は、消費生活センターや弁護士などに相談する

まとめ

遺品整理を業者に依頼するメリットとしては、作業の負担や時間が軽減されることや、専門的な知識や技術が得られることなどがあります。その一方で、デメリットとしては、費用がかかることや、思い出を整理する時間がなくなることなどがあります。
遺品整理を業者に依頼する場合は、信頼性や実績を確認し、見積もりや契約内容をしっかり確認し、トラブルが起きた場合は業者に対応を求めることが重要です。
遺品整理は、故人の想いや遺志を尊重し、遺族の気持ちを癒す大切な作業です。遺品整理を業者に依頼するかどうかは、遺族の状況や希望によって異なります。自分にとって最適な方法を選ぶことができるように、この記事が参考になれば幸いです。

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この記事を書いた人

MINDのアバター MIND 代表

孤独死現場の特殊清掃(現状復帰工事)、残置物撤去、家財整理、災害復旧(火災・水害)など一都三県(東京・神奈川・千葉・埼玉)を中心に事業しております。

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