
遺品整理には法律で決まった定義はありません。
ご遺族様も故人様も事情は人ぞれぞれ、十人十色なので定めようがないとも
言えます。部屋中、1円玉1枚まで細かく遺品を見ていっても、よく見もせずに
全て処分してしまったとしても、どんな形でも遺品整理と言えてしまうのが
現状になっています。
大切な方の遺品整理、ご遺族様にとっても、故人様にとっても一生に一度のものになります。だからこそ誠意を持って真剣に向き
合わなければなりません。事情は皆様、様々ですが最後には「よかった」と思ってもらえる遺品整理が出来るよう努めています。
ご要望や今の心境、心配なこと、何でも私へお話して下さい。
これまでご遺族様の様々な事情や想いをお聞きし受け止めてきました。私はどんな想いも受け止め、
そして、その想いに精一杯お応えしたいと思っています。
現代は核家族化が進み、故人様と疎遠になり、どのような生活をされていたのか、
知らない身内の方も多いです。ですが思い出の品を見ると本当は家族を大切に思って
いたり、中には家族に対してメッセージ的な事を書かれていたり…。これらの遺品から
ご遺族様に対して伝えられる事も多々ございます。
お部屋によっては、ごく普通の生活状況のまま止まった空間もあれば、天井に届きそうな
勢いのいわゆるゴミ屋敷と見られる空間もありますが、どんな状況であっても大切な
思い出の品、貴重品を必ず見つけ出すという強い気持ちで作業にあたっています。
私の遺品整理では全ての遺品を目視で確認していきます。
他人からみれば要らないように見えるものでもご遺族様に
とっては思い入れのあるものもあります。部屋の隅から
隅まで目を配り大切な人の残したものを見逃しません。
時には時間をかけても丁寧にするのが私のポリシーです。
遺品は10種類以上に仕分けていきます。10種類以上に分けるので大切なものや貴重品を誤って処分するようなことは
ありません。また少しでも遺品の処分を減らしたい想いから再利用の可能なものは極力リサイクル・リユースとしています。
買取の可能なものについては買取も行っておりご遺族様への還元も行っております。
“全部確認して依頼したけど、まだ必要なものが見つかった。”
それが丁寧な遺品整理です。見逃しは絶対にしてはいけません。
単なる作業とみるのか、想い出とみるのか、価値としてみるのか、考え方1つで
遺品整理に対する思い入れが変わってきます。作業速度を落としても
ひとつひとつの遺品を入念に確認する、それが私の遺品整理のモットーです。
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自分達でも片付けようとしたが見つからず困っているとのお話でした。無事に権利書が見つかりご遺族様はほっとされていました。
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故人様が生前つけていたお気に入りのものだったので形見として見つけて
欲しいのことでした。ご依頼主の
娘様は大変喜んでおられました。 -
写真を手元に残したいけど、どこに
保管してあるか分からないとの
事でした。見つかった写真をお渡し
すると思い出に涙されていました。 -
自殺した故人様が、姉と兄に対し「どうしようもない出来の悪い弟でごめんなさい」と残した遺書が見つかり、姉へ手渡した所、涙が止まりませんでした。
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決して裕福でなかった一人暮らしの母が、独り息子の為に加入していた生命保険証が出てきました。亡き母が子を想う行為に息子さんは感動されていました。
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生前、故人が毎日身に着けて大切にしていたロンジンの腕時計を探して欲しいとのご依頼頼で、無事、ご遺族様へお渡しした所、非常に喜んでおられました。
『遺品を一緒に整理したい』そのようなご要望にも、勿論お応えしております。
故人との想い出を探したいが自分達のみでは難しい、心の整理をするために
一緒に整理をしたい、などお話を聞かせて下さい。
廃棄物のない整理作業のみのご依頼も受け付けております。寄り添った
遺品整理で、ご遺族様のペースに合わせゆっくりと一緒に整理をしていきます。
立ち会いをご希望される場合も気兼ねなくお声をおかけ下さい。
悲しいことに故人様が借金など負の遺産を残されていた、というケースもございます。
そういった場合は3ヶ月以内の相続の放棄が必要となってまいります。
相続についてのご相談事は非常に多く、私も知識を広げるべく日々勉強を重ねており
ます。寄せられたご相談には、都度、アドバイスをさせて頂いています。
仕業の方や、成年後見人の方からのご依頼にもお応えしておりますので
お気軽にお尋ね下さい。
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自分の死後、家族の相続問題などのトラブルを避ける為に、生前から身の回りを整理することを言います。
- 将来、自分の子どもや親戚に相続の事で迷惑をかけたくない
- 家の整理をしたいが荷物が多く、独り身なので手伝って欲しい
- 引っ越す事になり、この機会に身の回りを整理しておきたい
一人暮らしの高齢な方が施設入居に伴い生前整理を必要とする事態が非常に増えて
おります。親族の方に限らず成年後見人の方からの依頼も多くございます。 -
住んでいた人が亡くなるなど何らかの理由によって空き家となってしまった家を整理することを言います。
- 実家が空き家となっているが時間がなく片付けが出来ていない
- 管理する事が難しくなり手放そうかと迷っている
- 遠距離の為、なかなか様子を見に行けず荷物が以前のまま残っている
現在、空き家の管理が不十分な場合は最大で固定資産税が6倍にもなってしまい
ます。空家整理について気になる事などありましたら何なりとお問い合わせ下さい。
遺品の整理というのは故人様の最後の引っ越しとなります。もしここで大切な物を見落として捨てて
しまったり身内の方々に渡せなかった時には、きっと故人も残念に思うことでしょう。
また、核家族化で離れて暮らしており遺産状況を知らないのであれば、遺品を手掛かりに調査する
必要性もあります。離れて暮らしているということは、故人にどれだけ思い出の品があって、どれだけの
貴重品があるかというだけでなく、さらにそれらをどこに保管しているのか分からない場合が大半です。
それを見つけ出すのが私の役割であり責任と考えています。
遺品がご遺族様と故人様の懸け橋となるよう、誠意と優しさを持って遺品整理に向き合っています。